こんにちは。小林です。
ソチ五輪もいよいよ終盤ですね。
メダルを採った選手も採れなかった選手も、
本当にお疲れ様でしたというのが正直な感想です。
そもそも、オリンピックに出られる事自体、スゴイ事ですので。
スノーボードのハーフパイプでも2人の日本人ライダーがメダルを採ってくれましたが、
今回のスノーボードのハーフパイプのコンディションは、見ていて本当に選手が可哀想でした・・
現地の温度が上がって、雪が緩くなっているのはどうしようもない事ですが、
そのうえ、パイプのビルダー(作る会社)がXゲームなどで常連のビルダーではなかったため、変わった形状のパイプに慣れるのに、多くのライダーが苦戦していました。
オリンピックでのスノーボードは、初めて五輪競技になった長野五輪から、色々と話題&問題に
なってきました。前回大会では国母選手の服装の件などもありました。
なぜ、オリンピックでスノーボードに問題や話題が尽きないのか。
下に挙げた大前提を知るだけで、色々と府に落ちる事があるので、
一般の人より少しだけスノーボードを知っている僕の考えの整理も兼ねて、
そのあたりの事を書きたいと思います。
大前提として、スノーボーダーにとって、オリンピックはそんなに重要じゃない(なかった?)ということです。
これは、長野五輪のときに、当時世界ナンバー1のスノーボーダーであり、今も生きる伝説として活躍するテリエ・ハーコンセンが、長野五輪をボイコットした事にルーツがあります。
彼は、スノーボードの自由な文化を大事にしているため、実質的に国を背負う五輪、要は「国と国が競う」五輪は自由な精神のスノーボードに合わないと考え、またスノーボード連盟ではなく、スキー連盟が仕切る五輪に違和感を感じていました。このあたりは、ウィキペディアでも書かれています。
そのテリエの考えに賛同するかのように、実際、長野五輪には世界のトップライダーは数人しか出てなかったですし、現在も、ビデオで活躍するスター選手たちの一部は五輪に出ておりません。
しかし、なぜ一部のスター選手はオリンピックに出た&出るのか?
長野でのダニエルフランクやトッドリチャーズ、ショーンホワイトや日本の国母選手など。
それは純粋に出たいという思いの他に、「俺達が出なければ、クールじゃない滑りが世界中に放映されてしまう」というスノーボードのイメージを心配した危機感があるのではないかと推測しますし、僕自身も、本当のスター選手がオリンピックに出てくれる安堵感みたいなものがありました。
国母選手のソチ五輪の1,2年前のインタビューで「本物のライダーが日本から出なければ、俺が五輪に出る」という言葉は、まさにそれを推測させます。結果的に銀メダルを採った平野君達が出ることになり、彼は安心してサポートに回りました。
どうもオリンピックって聞くだけで、価値が高まる人がほとんどですが(僕も含めて)
まったく違う価値観の人達が多くいるってことを同じ人間として今一度理解しておかなければならないんだろうな~と思いました。
最後に、僕がスノーボードから学んだ大切な事
「上手下手は関係なく、大人も子供も関係なく、その日1日を楽しんだ人が勝ち」
しかめっ面で滑っている人(まあ理由は色々とあるが)と純粋に楽しんでいる子供を比べたら、いつもこんな事を思い出します。
「ルールや固定概念から解き放たれる時、本当の自由になる。しかし、自由にはリスクが付いてくる」
バックカントリーを滑ることで、そんな事を思うようになりました。
ソチ五輪もいよいよ終盤ですね。
メダルを採った選手も採れなかった選手も、
本当にお疲れ様でしたというのが正直な感想です。
そもそも、オリンピックに出られる事自体、スゴイ事ですので。
スノーボードのハーフパイプでも2人の日本人ライダーがメダルを採ってくれましたが、
今回のスノーボードのハーフパイプのコンディションは、見ていて本当に選手が可哀想でした・・
現地の温度が上がって、雪が緩くなっているのはどうしようもない事ですが、
そのうえ、パイプのビルダー(作る会社)がXゲームなどで常連のビルダーではなかったため、変わった形状のパイプに慣れるのに、多くのライダーが苦戦していました。
オリンピックでのスノーボードは、初めて五輪競技になった長野五輪から、色々と話題&問題に
なってきました。前回大会では国母選手の服装の件などもありました。
なぜ、オリンピックでスノーボードに問題や話題が尽きないのか。
下に挙げた大前提を知るだけで、色々と府に落ちる事があるので、
一般の人より少しだけスノーボードを知っている僕の考えの整理も兼ねて、
そのあたりの事を書きたいと思います。
大前提として、スノーボーダーにとって、オリンピックはそんなに重要じゃない(なかった?)ということです。
これは、長野五輪のときに、当時世界ナンバー1のスノーボーダーであり、今も生きる伝説として活躍するテリエ・ハーコンセンが、長野五輪をボイコットした事にルーツがあります。
彼は、スノーボードの自由な文化を大事にしているため、実質的に国を背負う五輪、要は「国と国が競う」五輪は自由な精神のスノーボードに合わないと考え、またスノーボード連盟ではなく、スキー連盟が仕切る五輪に違和感を感じていました。このあたりは、ウィキペディアでも書かれています。
そのテリエの考えに賛同するかのように、実際、長野五輪には世界のトップライダーは数人しか出てなかったですし、現在も、ビデオで活躍するスター選手たちの一部は五輪に出ておりません。
しかし、なぜ一部のスター選手はオリンピックに出た&出るのか?
長野でのダニエルフランクやトッドリチャーズ、ショーンホワイトや日本の国母選手など。
それは純粋に出たいという思いの他に、「俺達が出なければ、クールじゃない滑りが世界中に放映されてしまう」というスノーボードのイメージを心配した危機感があるのではないかと推測しますし、僕自身も、本当のスター選手がオリンピックに出てくれる安堵感みたいなものがありました。
国母選手のソチ五輪の1,2年前のインタビューで「本物のライダーが日本から出なければ、俺が五輪に出る」という言葉は、まさにそれを推測させます。結果的に銀メダルを採った平野君達が出ることになり、彼は安心してサポートに回りました。
どうもオリンピックって聞くだけで、価値が高まる人がほとんどですが(僕も含めて)
まったく違う価値観の人達が多くいるってことを同じ人間として今一度理解しておかなければならないんだろうな~と思いました。
最後に、僕がスノーボードから学んだ大切な事
「上手下手は関係なく、大人も子供も関係なく、その日1日を楽しんだ人が勝ち」
しかめっ面で滑っている人(まあ理由は色々とあるが)と純粋に楽しんでいる子供を比べたら、いつもこんな事を思い出します。
「ルールや固定概念から解き放たれる時、本当の自由になる。しかし、自由にはリスクが付いてくる」
バックカントリーを滑ることで、そんな事を思うようになりました。
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